私はこれ以上何か言われるのが
怖くてトイレへ逃げこんだ

個室に入って鍵を閉めると隅に丸まった

どーして私はこんな目に会うのだろう…
いつから?いつから私の人生は狂って
しまったのだろうか…

いや、生まれた時から狂っていたの
かもしれない…


なんてどーでもいいことを考えながら
しばらくボーッとしていると──

━バシャッ

「っ!!」

突然上から水が降ってきた

個室の外からはカランカランとバケツが
転がる音と女子のキャハハという甲高い
笑い声が聞こえた

私は、はぁーとため息をついてその場に
うずくまった…