葵は、あの日から今まで大切に使っている。
もしかしたら、俺よりも大切に使っている。
「葵。昼なんだけど読んじまうか?」と聞くと、
「うん。」と葵は言った。
次は、ハッキリ言って俺は読みたくなかった…