君が心の中を僕に見せてくれる前に握った時の感触とは全然違って感じた。 僕たちは浜辺を歩いて、海から遠ざかって行った。 振り返ると砂浜には二人分の足跡が伸びている。 「君はひとりじゃないんだよ。」 君を安心させるかのように、僕はそう言った。 「一人より、二人の方が楽しいね。」 君は僕の方に笑顔を向けて言った。