「将来のこと?意外とすごいこと考えてたんだね。」 僕は予想外の返答に戸惑いながら、そう言った。 「そんなことないよ?漠然と考えてるだけだよ……。」 君は抱えた膝の上に顎をのせたまま答えた。 君の眼には少しだけ曇りがあった。 僕はそれに気づくこともないし、その事実を知るのはだいぶ先の話。 僕は今日も君に話しかける。