だからだろうか、私の提案に坂上さんの眉がピクリと反応するのが見えた。


「いつまでに納品してもらえるんだ?」

少し考えてから、坂上さんがゆっくりとした口調で訊ねてくる。


「1週間ほどいただければ……」

私の答えに、坂上さんが首を横に振る。


「いや、3日だ」

「………」

坂上さんからの要求に、一瞬言葉を詰まらせる。

けれど、私は最終的にその要求に深く頷いた。


「かしこまりました」