ご飯を2人で作って食べた後 、 2時間くらいのんびりテレビや動画を見た 。



1人じゃ退屈過ぎて1時間もテレビを見ない日だってあるのに透子と話しながら見ているとあっという間に時間が過ぎる 。




「 そろそろお風呂入ろっか 」



「 じゃあわたし
 蒼介くんが入ってる間準備しとくね 」



「 一緒に入るんだよ ? 」



「 ん … ええっ !? 」



いつも一緒に入ってるじゃんみたいに言ってみたけど透子には通じないみたいだ 。



「 何でそうなるの !? 」



「 だって一緒にお風呂入った事ないじゃん !
 恋人なんだから一緒に入りたい ! 」



この前から何度もおねだりしてるのに毎回断られている 。



「 …… 透子の裸はもう見てるのに 」



「 いやいやいや ! それとこれとは … ! 」



わざと透子が恥ずかしがるようなことを言う 。



「 何が違うの〜 ? 」



「 あー … だってわたしお風呂に入る準備に
 時間が掛かるし !
 化粧落とさなきゃ … 」



「 じゃあ俺が落とすから ! 」



あれこれ言う隙を与えないように俺の部屋に置いてある透子のクレンジングシートを素早く取る 。



じたばたする透子の肩を持って優しくシートで透子の化粧を落とす 。



「 どう ? 上手くなったでしょ 」



「 うまいけど … 」



不満そうな顔をしてるけど大人しくしてる透子が犬みたいでかわいい 。


大学生になってから本格的に化粧をし始めてさらにかわいくなったけど 、 すっぴんの透子も当たり前にかわいい 。




「 はい ! 落ちたよ !
 次は何すればいい ??
 シャンプーとかボディソープは
 俺の使えばいいから持たなくていいよね ! 」



「 ちょっと … 強引じゃない ? 」



透子の鞄から出ていたポーチを渡す 。



「 だって一緒にお風呂入りたいんだもん … 」


「 嬉しいけど …
 綺麗になった状態で蒼介くんに
 触ってもらいたいし … 」



もうちょっとで折れるかな 。



「 じゃあ一緒に綺麗になろうよ !
 はい 、 ばんざいして〜 !! 」



「 えっ 、 ええっ !? 」



ブラウスを脱がせる 。

戸惑いながらも透子は両腕を上げた 。



「 これでもう一緒に入るしかないね ! 」



ブラウスは取り上げて透子はキャミソールが見えている上半身を両腕で隠す 。