誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





課題を手伝った日から小野くんに会う事はなかったけどずっとメッセージで会話をしてた 。



わたしがお父さんと話せるようになったことを話すと自分のことみたいに喜んでたのが文面から伝わってきた 。





電車の窓から流れていく茜色に染まる空を見て落ち着こうとしている 。




どんな風に今まで会ってたっけ 。



まずどんな挨拶をすればいいんだっけ 。




1つ1つ動作をイメージしてみるけど駅に着いても正解は分からなかった 。




周りを見渡して小野くんを探したけどまだ来てないみたいだった 。




夏祭りもあって駅の近くはやっぱり人が多い 。



浴衣を着た男女がいっぱいいてわたしも少し浴衣を着たくなった 。




そもそも浴衣を持ってないし持っていても着付けができないんだけど 。




駅の目の前にある木の下のベンチに座る 。



音楽を聴いて心を落ち着かせる 。




前にも小野くんと学校以外で会ったのになんで今日はこんなにそわそわするんだろう 。



夏祭り行くだけなのに 。