誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。






虫とか草が多いイメージだったけど 、 土手や河川敷は最近整備されたように見えるほど綺麗だった 。




「 でしょ〜 ?! 」




わたしの前を歩く小野くんが振り向いて得意気に笑った 。



小野くんに手招きされて隣へ行く 。



こんな近くで川を見たのは生まれて初めてかもしれない 。


川へ数歩近づいて水をすくったら澄んだ冷たい水が手からこぼれ落ちた 。




「 水も綺麗 !!
 あ 、 あそこに鯉泳いでますよ ! 」




「 透子ちゃんはしゃぎ過ぎ ! 」




振り返ると小野くんが無邪気に笑っていた 。




「 だって … 初めて来た場所ですし …
 ちょっと興奮しました 」



「 透子ちゃんの新しい顔が見れて嬉しいよ 」