誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





返す言葉が見つからず沈黙が続く 。




見つめ合ったみたいになっちゃっていつ目を離せばいいのか迷っていた時 、 タイミングよく予鈴のチャイムが鳴る 。




「 じゃあ 、 もう行きますね 」



「 ダメだよ 」



「 え ? 」



立ち上がって階段を一段降りた時手を掴まれる 。


だから熱くなるって言ったじゃん …




「 まだ目が赤いよ
 そんな顔で授業受けたら心配されるでしょ 」


「 でもサボるわけにはいかないので 」




真面目だけが取り柄だ 。


サボりなんてありえない 。




「 いいじゃん 、 一回くらい大丈夫だよ
 透子ちゃん今まで頑張ってきたんだし 」




小野くんは危ないのでは …