お弁当を食べ終わってお腹を休ませている時 、 小野くんから電話が来た 。




「 … もしもし ? 」



「 透子 !! 今どこにいるの ?? 」




息が荒くなってることが電話越しでも分かった 。


名前を呼び捨てされるのは驚いたけど嫌じゃない 。




「 B棟校舎の階段 … 」



「 今からそっち行くね 」



「 … え !? 」




1分もかからず誰かの足音が聞こえてきた 。


だんだん近づいてきて 、 小野くんが階段を上がってやってきた 。




「 透子ちゃん … !
 … どういうことなの 、
  全部終わらせたって … 」




わたしの隣に小野くんが座る 。