誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





そんな不安になること小野くんにもあるんだ 。


そんな風に思われたことなかった 。


だからこういう時どんな言葉を言えばいいのか分からないけど …




「 … 全部本物ですよ
 わたしは居なくなりません 」



律との関係を続けるうちに 、 全部夢だったらよかったのに そしたらこんな苦しむことなかったのにって思ってたけど 、 今は全部本物じゃないと困る 。 小野くんのためにも 。




「 … ほんと 、 透子ちゃんは優しいね 」



優しそうな笑顔を見せた後 、 小野くんはわたしの肩に頭を乗せる 。



「 え … !? わたしどうしたら … 」



「 ごめん 、 これ以上の事はしないから
 … もうちょっとだけ 」