誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





小野くんがへへっと笑ったらわたし達は黙ってしまった 。



「 あ 、 食べ終わったなら洗いますね 」



小野くんのお椀を取ろうとした時手を掴まれる 。



「 いいよ 、 透子ちゃんは寝てて 」



「 いや 、 でもこれはお礼って言ったし … 」



「 じゃあ2人で片付けよっか !
 俺洗うから透子ちゃんお皿拭いて ? 」



そういう小さな優しさを持ってる小野くんには完敗だ 。



結局わたしはお皿を拭いただけで小野くんには洗って元の場所にしまってもらった 。