誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。




𓂃𓈒𓂂𓂋



目が覚めると最初に目に映ったのは小野くんだった 。


わたしの横でベットに突っ伏して寝ていた 。



わたしの左手を見るとまだ小野くんとゆびきりしたままで 、 ずっとわたしのそばにいてくれたんだとすぐわかった 。



目が覚めたら誰かがいるなんてこと 、 本当に久しぶりだった 。



無防備な小野くんを見て 、 ここにいてくれる人が律でもなくてお母さんでもなくて 、 小野くんで良かったと思った 。




時計は3時半を指していたけど夏のこの時期はまだ明るかった 。



薬の効き目もあってだいぶ目眩が治まって体の火照りもそんなにひどくなかった 。



お礼 、 しなきゃ 。