誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





「 … ごめんなさい 、 色々と … 」



横になって小野くんを見上げる 。



「 だから !
 これは俺がやりたくてやってんの !
 気にしないでいいから ! 」



床に座って目線を合わせてくれる 。



こんな優しくされると甘えたくなってしまう 。

律の代わりみたいに見えてしまう 。




「 … 正直 、 嬉しかったんです
 … お母さんが居なくなって
 初めて熱出して寂しかった
 だから 、 … 小野くんが来てくれて
 嬉しかった 」



ううん 、 律の代わりなんかじゃない 。


律にこんなに優しくされたことなかった 。


小野くんは安心をくれるんだ 。