誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





朦朧とした意識の中 、 必死に食べようとするけどクラクラしてそれどころじゃない 。



「 … 透子ちゃん … ?
 … もう大丈夫 、 薬飲もう
 薬はどこにあるの ? 」



「 … えっと … 台所の …
 赤い大きな箱の中に … 」



わたしからゼリーを取って代わりに飲み物と薬を探しに行ってくれる 。


小野くんに動いてもらってばっかりだ 。




「 これ飲んで寝てね 」



「 ゼリーが … 」




子供みたいなこと言ってしまった 。

申し訳ないんだもん 。




「 蓋して冷蔵庫に入れさせてね ?
 残りの2つも入れとくから大丈夫 」



背中をさすられながらやっと薬を飲んだ 。