誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





朝から何も口に入れてないことを正直に言うべきかな …

呆れちゃうかな 。



「 薬はあるんですけど … 」



ボーッとした頭で出てきた言葉がこれだけ 。




「 薬飲んでないんだね …
 そっか … 親いないのか … 」



小野くんは考える仕草をする 。


看病も何もいらないって言わなきゃ 。


来てくれただけでいいって言わなきゃ 。




「 だいじょうぶ … 」



ドアノブにわたしのほぼ全体重を乗っけてたけどフラフラして倒れそうになる 。




「 大丈夫じゃないでしょ … !
 俺に看病させて 、
 何もしないって約束するから 」



倒れそうになった体は小野くんに受け止められる 。