小野くんの言葉に明らかに不機嫌になる律 。
行動全て読めない小野くん 。
「 あ 、 でも付き合ってないんだから
透子ちゃんが俺と話そうが
別にどうでもいいよね ? 」
はあ … これ以上煽らないで … っ !
「 ああ〜 ! 律 !
本当に何でもないから … 」
「 それはこっちのセリフなんですけど
… 透子は僕の特別な人なんで
関わらないでもらえません ? 」
わたしの言葉を無視して律も反論 。
特別な人って言葉にドクンとした 。
胸の中に苦い液体が流れるみたい 。
その言葉にもうときめかなくなっちゃったな 。

