「 今日の朝ローファー磨いたばっか
なのになあ … 」




でも今は嬉しいの 。 あなたに会えるから 。


みんなの前で堂々と会えない分 、 ドキドキが増す 。




「 遅れてごめん 、 律 ( りつ ) 」



「 … なにしてたの 、 」




校舎裏でしゃがんでる 、 わたしの好きな人 。


わたしを見上げる目が愛おしい 。




「 ごめんね 、 掃除が長引いちゃって 」



そういって律の隣で一緒にしゃがむ 。