「 どんな音楽聴いてるの〜 ? 」




小野くんはわたしのイヤフォンを自分の耳に付ける 。


好きなものを知られると真っ裸な自分を見られてるようで恥ずかしくなる 。




「 あ !
このバンド俺も好きだよ !
いいよね〜 」




勝手に音楽聴いてリズムに乗りだす 。


周りの目が気になる …


小野くんってだけで目立つのに 。




小野くんから無理矢理イヤフォンを奪って先に歩く 。




「 家まで送るよ ! 」



「 結構ですっ ! 」




夜でもなんでもない真昼間なのに 。