わたしには律以外に友達はいるのかもしれない 。


わたしが作ろうとしなかっただけで 。





「 わ … ! 」




突然後ろから両肩を掴まれる 。


… もう何回目だ …




「 驚かさないでください !
普通に声かけられないんですか ? ! 」




わたしがちょっと怒ると小野くんは 、




「 ごめん〜 !
透子ちゃんの反応
いちいち可愛すぎるから〜 ! 」




悪びれる様子もなく耳に付けていたイヤホンを外される 。