誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





「 透子 ! 」



電話越しとすぐ近くで呼ぶ声 。




「 律 ? ! 」




顔を上げると 、 数メートル先に律がいる 。



なんでここに … もう帰ったと思った 。


久しぶりだ 、 こんなまっすぐ見れるなんて 。





「 怪我してるじゃん目も真っ赤だし 」




… 何から話そう 。

律がここに居る現実が信じられなくて言葉が出てこない …




「 透子 ? 大丈夫 ? 」




… そうだ 、まず謝らないと 。




「 あ 、 あの …
この前は変なこと言ってごめん
友達と恋人の境目がわかんなくなってて … 」