誰も見ないで 、 僕だけを選んで 。





こんなに小野くんに嫌な態度取っても怒ったこと一度もない 。



わたしが子供みたい 。




「 もう大丈夫なので 、
一人にさせてください 」




今はまた律と話せる機会を見つけなきゃ 。


でもあんなあからさまな女の子達の嫉妬を見せつけられて 、 もう何も考えたくないな 。




「 でも 、
俺のせいでこんなことになったんだし 」




そんな優しくされても小野くんの気持ちには応えられない 。




「 こんなことになる前に
早く透子ちゃんを
俺だけのものにしたかった 」




膝の擦り傷の周りを優しく小野くんの手が触れる 。