「 キスしたら止められそうもないから 」




律が甘噛みするように首筋を這う 。




「 まって … 誰かに見られたら … 」



「 写真に写る透子と小野くんが
普通の恋人に見えて … 」




律はわたしの肩に頭を乗せる 。




「 僕たちは恋人でもないけど …
それでも …
なんか腹が立つんだよっ … 」




律も悩んでたんだ …

わたしが眠れなかったみたいに 、 律は嫉妬って言葉じゃ言い表せない感情に悩んでたんだ 。