悠「母さん。なんか温かい飲み物淹れてもらえる?こいつ、ずっと外にいたみたいだから。」


悠母「分かったわ〜!」


そんな話をした後すぐに私は二階の悠真くんの部屋に案内された。



悠「とりあえずそこ座って。」


そう言って悠真くんはソファを指差した。




悠真くんの部屋は全体的に物が少なくてとても広い。


私がソファに座ると悠真くんは暖房を入れて私の方にブランケットをかけてくれた。



悠「寒かったろ。何時からあそこ居たんだ?」


美「15時……くらい。」



悠「3時間も……家族は知ってるの?美音があそこに居たの。」


美「言ってない。」



むしろ携帯すら持ってきてないや。


悠「そっか……ちょっと待っててな。」



そう言って悠真くんは部屋を出て行った。





そして2〜3分したらすぐに戻ってきて、



悠「美音、足出して。」


美「え?」


悠「昨日駿介が庇ってくれた時お前も足擦りむいただろ?見た感じ手当もされてなさそうだし……」




気付いてたんだ…

別にこんなの大したことないのに。



悠「一応見せて。心配だから。」


美「大丈夫だよ?これくらい。」


悠「ダメ。体育祭の時俺お前に手当てしてもらったしさ。俺にもさせてよ。」



そう言いながら悠真くんは私の傷口を消毒して絆創膏を貼ってくれた。