男「借金まみれの人生。嫁にも子供にも逃げられ、俺の人生ろくでもねぇよ。だから、どうせ死ぬなら…」



その男性は私を縛り動けないようにして


そのまま……






男「良い声で啼けよっ!」






どんだけ叫んでも誰も助けてはくれない。


辛くて怖くてどうしようもなかった。








誰かに……



助けて欲しかった。















そんな私は



事が済むとすぐに解放された。








そしてその男性は


そのあとすぐに亡くなった。



死因は自殺。








私に無理矢理したその男が自殺した。







だから警察だってどうしようもない。







この気持ちを誰にもぶつけられない。











もちろん修一さんには話したけど…






大丈夫って言ってくれたけど…





私は全然大丈夫なんかじゃない。




こんなにも辛いのに。










優也君にも湊斗君にもこんな事は言えない。







もちろん駿くんにも。




母親だから笑っていないといけないってわかってる。





でもどうしても……



美音ちゃんをみるとあの男に見えてしょうがない。







美音ちゃんの血液型が違うってわかって。






修一さんにもまた悲しい顔をさせてしまった。



嫌な思いをさせてしまった。



きっと優也くんや湊斗くんは私が浮気したと思っているのだと思う。