もう14時か。
美音と駿はちゃんとご飯食べてるだろうか。
少し時間空いたし病室にでも行ってみるか。
そう思い俺は美音と駿のいる病室へと向かった。
コンコン
優「美音〜、駿〜!」
ご飯を食べてお腹いっぱいなのかうとうとしている美音。
そして……
優「駿は?」
駿がいない……
美「あ、ご飯来た時にトイレに行ったんだけど…」
そう言う美音。
いやいや、もう1時間半経ってますけど。
なんで美音も言わねぇんだよ。
優「ちょっと探してくるわ。」
俺はあちこち探し回った。
もちろんトイレにもいねぇし、でも点滴つけてるしそう病院の外には行ってねぇか。
……もしかして屋上??
俺は急いで屋上へと向かった。
優「駿介さんよ。なぜここにいる。」
ベンチに横になっている彼に俺はそう声をかけた。
駿「あ、優兄。」
優「あ、優兄…じゃねぇよ。昼飯も食わずに何してんだよ!心配しただろ。」
駿「今日天気いいなぁって思って。」
…は?
いや、待て。こいつ熱あるんだよな?
優「はぁ……なんでそんな呑気なんだよ。とりあえず熱測れ!」
俺はそんな呑気な駿にポッケに常備してる体温計を渡した。
すると素直に熱を測り出す駿。
優「なぁ、俺休んどけって言ったよな?なんで守らなかった?」
駿「暇だったから。」
優「あのさ、分かる?君熱でてずっと目を覚まさなかったの。絶対安静なの。」
駿「たしかに。ごめん。」

