駿「はい。美音は紅茶でよかった?」


美「うん。ありがとう。」


駿「あ、お菓子作ってきたんだよ。食う?」




え?駿介が作ったの?

しかもマカロンとか…



私より女子力あるし…

双子なのになんでこんなに違うんだろ…


神様…才能偏りすぎてますよ…






そんなことを考えてると駿介が心配そうに覗いてきた。


駿「ちょっと飛ばしすぎたか?」

美「ううん。大丈夫だよ?」




駿「じゃ、少し休憩したらまたはじめようか。」


美「うん。そうだね。」




あ…そういえばマカロンって食べるの初めてだなぁ…こんな味するのか。


美「ふふ。おいしい。」

私は思わず笑みがこぼれた。



駿「…そんな顔あんまほかのやつに見せんなよ?」


美「へ?」



ほかのやつ?


美「駿介…それってどういう意味…?そんな変な顔してた?」


駿「あーーもう…もう少し休憩時間取ってあげようと思ったけど予定変更。はじめんぞ。」




美「え!?も、もうちょっと休もうよ…」


駿「全くお前はほんとバカだよな。」




そう言って駿介は持っていた教科書で私の頭をバコンと叩いた。



美「いた!叩かなくてもいいじゃん!」


駿「お前の頭叩けば少しはバカが治ると思ってな。」



美「もー!そんなにバカバカ言わないでよ!バカ!」


駿「じゃーうましか。」



美「馬でも鹿でもない!」


駿「やっぱバカじゃん。」



美「なんでばかなのよー!」


駿介はやっぱり意地悪だ。