溺愛年下彼氏

あ、こりゃまた大変ね。ゆっくり過ごせないわねこれ。せっかくの昼休みなのに、たっくさんの女の子に囲まれて大変そう。

流石の逸希も笑顔が消えかかってる。なになに生粋のチャラ男じゃなかったの。
廉くんに至ってはもう無。無。

『いっつきー!』

呼んだ瞬間女の子たちの目が一瞬でこっちに向かった。
当の本人は

「あ!せんぱい!」

なんて笑顔で走ってきた。

『なんだか楽しそうね。わたしもあんな風に囲まれて見たいわ。』

「もう先輩!大変なんだよ!で?用件あるんじゃないの?」

『あっそうだった忘れてた。』

「だろうと思った〜。じゃないとわざわざおれの所まで来ないでしょ。」

よくわかってんじゃん。可愛い天使ちゃんの為にはね!行動あるのみ!

『逸希今日暇?暇でしょ?ね?』

「え〜先輩からデートのお誘い?嬉しい〜!暇、暇〜!」

これは無視だね。無視にこしたことはない。

『ちょっとそこの廉くんにも聞いてもらえる?』

「ちょっと葵?何しようとしてるの?」

なにってデートに決まってるじゃない。

『ないしょ〜』