私も高校2年生になり3年の先輩方の旅立ちをお祝いして新しく後輩ができた。
「最近変な黒い影が追いかける?」
学校の廊下でミディアムヘアでパッチリした瞳が愛らしい後輩の杏里(あんり)ちゃんに言われた。
「それは杏里ちゃんも見たの?」
「そうです。私と親友と・・・他にも見た人がいるらしくて春先輩も気を付けて下さいね」
心配そうに杏里ちゃんより背の低い私を見ている。
「分かった!気を付けとくね」
そう返事をして教室に戻った。
「・・・って事があるらしいよ」
私は放課後,屋上でこっそり夜月さんに話した。
「そうですか・・・そんなことが」
夜月さんに電話をすると何処からともなく現れるから私はいつも驚かされる。
「やっぱり悪界から来たと言われてる魔人ですか?」
屋上の上から帰ろうとしてる生徒達を眺めながら私は言った。
「その可能性が高そうですね。どんな時に現れるのか分かれば助かりますが」
「確か放課後や人気のない時に勝手に現れるって友達も言ってました。」
「それなら指輪をつけて探しますか」
少し面倒そうに言う夜月さんを横目に見ながら私は元気よく返事をした。
「はいっ‼︎」
ネックレスのチェーンで隠して身につけていた指輪を利き手である右手の中指にはめた。
「最近変な黒い影が追いかける?」
学校の廊下でミディアムヘアでパッチリした瞳が愛らしい後輩の杏里(あんり)ちゃんに言われた。
「それは杏里ちゃんも見たの?」
「そうです。私と親友と・・・他にも見た人がいるらしくて春先輩も気を付けて下さいね」
心配そうに杏里ちゃんより背の低い私を見ている。
「分かった!気を付けとくね」
そう返事をして教室に戻った。
「・・・って事があるらしいよ」
私は放課後,屋上でこっそり夜月さんに話した。
「そうですか・・・そんなことが」
夜月さんに電話をすると何処からともなく現れるから私はいつも驚かされる。
「やっぱり悪界から来たと言われてる魔人ですか?」
屋上の上から帰ろうとしてる生徒達を眺めながら私は言った。
「その可能性が高そうですね。どんな時に現れるのか分かれば助かりますが」
「確か放課後や人気のない時に勝手に現れるって友達も言ってました。」
「それなら指輪をつけて探しますか」
少し面倒そうに言う夜月さんを横目に見ながら私は元気よく返事をした。
「はいっ‼︎」
ネックレスのチェーンで隠して身につけていた指輪を利き手である右手の中指にはめた。