「あのさ、今日って何かやらないといけないこととかある?」
一瞬悩む素振りを見せたけれどすぐに「特にないよ」と返された。
なら、あの時は何で“遅れる”と言っていたのだろうか。
そんな事、ここで考えても意味がない。
だって今回は、少なくとも行きはいっしょだから。
「あ、ちょっとだけ待っててくれる?すぐに支度して来るから」
返事を言う暇もなく、即座に家の中に戻って行った。
「お待たせー」
そう言って出てきたのは、家に戻ってから約30分後。
「まったく。どれだけ待たせるんだよ」
「ごめんごめん」
……全然反省しているようには見えない。
じっと睨むと、「もー、咲夜こわーい」と笑った。
