星空の下、ふたりの約束



「あっ!あっちのお店も行きたーい」


「おい、嘘だろ……」


一体何のためにこんな筋トレをしなければならないのか。


僕が帰宅部だってことを彼女は知っているはずなのだが。


次から次へと新しいものを見つけては目を輝かせている顔を見ていると、この様子じゃあまだあと1時間半はかかるだろう。


女子とは謎な生物だ。


どうして、あれほど大量に買った物の重さに耐えながらも歩き続けることができるのだろう。


理解出来ない。そんな体力があるなら、持久走のタイム、もっと早くてもおかしくはないはず……。


「で、いつになったら帰るの?」


まだショッピングを続けるのか?


もううんざりだ。


「あっごめん」


そうだった忘れてた〜と笑うこの人が一瞬悪魔に見えたのは気のせいだろうか。