星空の下、ふたりの約束



「な、何?」


びっくりして夜空の方を見ると、むっとした顔でこちらを睨んでいた。


「どうして私のことを無視するの?」


無視?そんなことをしていたつもりはなかった。


「ごめん。ちょっと考え事してて」


「ふーん。考え事って何?」


そこ、聞いてくる?


本当のことなんて言えるわけがないし、第一言ったとしても信じるわけがない。


なら何というべきなんだろう。


「あっわかった。もしかして……告ってきた人のこと?」


あ……そういえばそんなこともあった。


すっかり頭から消えていた。


でも、僕が何か言ったわけではないはずだけど、夜空は「あーそっか。なら納得……」と頷きながらブツブツ呟いていた。


まあいいや。勝手にそう思っていてくれるなら。


その後も取り留めのないことを話し、いつもの分かれ道で別れてからそれぞれの家に帰った。