星空の下、ふたりの約束





「……てことなんだけど」


朝、学校へ行く道のりで昨日の出来事を話すと、やはり夜空は目を見開いていた。


「さ、咲夜に告る人がいただなんて……」


あ、そっち?


てっきり、ついに告られる日が来たんだね、とか言うのだと思ってた。


「……あ、私?私は、もう既に今年に入って5人に告られてるけどね」


誰も聞いていないし、聞こうとも思っていないのになぜか勝手に一人で自慢話をし始める。


そんなのもいつものことだけど、何だか少しだけ昔を思い出した。


「ふふふっいいでしょー」


にやにやしながら僕の腕を小突いてくる。


「それにしても、咲夜を好きな子って誰?そんな人がいることに驚きなんだけど」


あれ?そういえば、ちゃんと名前、聞いてなかった。


僕が黙っていると、


「やっぱり、咲夜って馬鹿だね〜。普通名前くらいきくでしょ?」


そういうところ変わってないよね、と続けた。