星空の下、ふたりの約束



「あのときはありがとうございました。それから…私は月島君のことが、好きなんです」
 


……え?



どういうことだ?


思いもよらない展開に頭がついていかない。


何を言われたのかわからず、暫く沈黙が続いた。


その沈黙を最初に破ったのは僕の方だった。


「……ごめん」


気持ちはすごく嬉しいし、告白するって勇気のいる行動だって思う、でもごめん。


本当はそう続けようと思っていたが、やめた。


言ったところで相手の気持ちが晴れるわけでもないし、変わらない。

  
僕が告げた答えに、彼女は泣くことも叫ぶこともしなかった。


まるで最初からこうなることがわかっていたみたいだった。


「そうだよね。でも私は、月島君に気持ちを伝えたかっただけだから。……永月さんに勝てるわけ無いか」


最後の方はちゃんと聞き取れなかったが、一応納得したみたいだった。


私の為にありがとうと言うと、僕らは別れた。


そして現在―――夜空に伝えておいたほうがいいかどうか、迷っている。


明日の朝でいいか。


それとも今、個人チャットで伝えるべきか。 


究極の選択だ。難しい。



でも、そうは言っても言わないわけにはいかないだろうし。



……明日でいいか。