何となく倉橋っぽい部屋。
おしゃれな家具がセンスよく配置されてて、きれいに片付いてる。
実家暮らしの私の部屋なんかより、よっぽどキレイ。
ここに来る前にまず驚いたのは、倉橋の家が私の家とは逆方向だったって事。
確か中学の時まで倉橋が住んでた家は、私の家から近かったから。
倉橋は昨日も今日も、わざわざ迎えたに来てくれたの?
通り道でもないのに。
「ねぇ何で一人暮らししてるの?」
「あぁ?」
「いちいち聞き返さないでよ。めんどくさい。」
ゆっくりと教えてくれた事。
私、信じていい?
倉橋が私の事、本当に好きだって。
それも、かなり昔からって。
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