そんな隣国が今度は領地を持たない流浪の民からの侵略を受けているらしく、私達の国に少しでも助けてもらおうと、和平と援助をお願いしてきたのだ。
幸いにももう流行病は沈静化してきて、長い間の私達の国交を見直し、こちら側が有利に交渉を進められると利益を考えた結果、貴族議会で国交を結び直す事が正式に決まったのである。
国家間でのお互いの希望が出るまでは、とても穏やかに事は進んだ。
「これはどういう事だ?!答えろペルディッカス!!」
その日は調子が良かったので、私は貴族議会に顔を見せていた。顔を見せると言っても私のように女の地位は低く、勉強も必要なかったので置物のようにそこにいるだけだったが、この国の王妃としてただ居るだけだ。
その日も前々から話し合われていた隣国との国交についての会議だった。いつものように穏やかに纏まっていく話し合いが一変したのは、隣国との交渉に出ていた外交役のペルディッカスという、クリストフォロス様より幾分か年上の男が差し出した羊皮紙をクリストフォロス様が見た時だった。
普段は滅多に感情を表に出さないクリストフォロス様が羊皮紙に目を通すなり、声を荒らげた事に対してその場の皆がびっくりした。クリストフォロス様に視線が一気に集中する。少しだけザワついていた会議場が一気に静まり返った。
幸いにももう流行病は沈静化してきて、長い間の私達の国交を見直し、こちら側が有利に交渉を進められると利益を考えた結果、貴族議会で国交を結び直す事が正式に決まったのである。
国家間でのお互いの希望が出るまでは、とても穏やかに事は進んだ。
「これはどういう事だ?!答えろペルディッカス!!」
その日は調子が良かったので、私は貴族議会に顔を見せていた。顔を見せると言っても私のように女の地位は低く、勉強も必要なかったので置物のようにそこにいるだけだったが、この国の王妃としてただ居るだけだ。
その日も前々から話し合われていた隣国との国交についての会議だった。いつものように穏やかに纏まっていく話し合いが一変したのは、隣国との交渉に出ていた外交役のペルディッカスという、クリストフォロス様より幾分か年上の男が差し出した羊皮紙をクリストフォロス様が見た時だった。
普段は滅多に感情を表に出さないクリストフォロス様が羊皮紙に目を通すなり、声を荒らげた事に対してその場の皆がびっくりした。クリストフォロス様に視線が一気に集中する。少しだけザワついていた会議場が一気に静まり返った。
