愛を捧ぐフール【完】

 昼間だということもあったのか、私の侍女が私が倒れた事を茶会のクリストフォロス様に伝えたらしい。私が眠っている間、大騒ぎだったそうだ。


 クリストフォロス様の慌てようと、倒れたという事で私が何か重病を患っているのではないのかと広まったらしく、様々な見舞いの品々が届けられたそうだ。


 2日間ほど眠っていたそうだが、クリストフォロス様は公務を全て取り止めて私の側にずっと居たらしい。私が倒れた原因が風邪ではないので、宮殿医の許可も降りたらしい。


 全てイオアンナから聞いた。
 彼女は泣き腫らした赤い目をしていて、私は心配かけたと労おうとしたけれど、寝ていたせいか掠れた声しか出なくて更に心配を掛けた。


 クリストフォロス様もイオアンナ達侍女もみんな酷い顔をしていた。私を診察していた宮殿医も、痛そうな表情で、しばらく安静になさって下さいとだけしか言わなかった。



「エレオノラ様。倒れられたと聞きました。大丈夫ですか?」