愛を捧ぐフール【完】





 流行病の後に風邪を数度かかった。だけれど、治っても体力がどんどん衰えていっていくのを感じる。


 分かっている。私もクリストフォロス様も。
 私がもうこの先長くない事は。


 だから、クリストフォロス様は昼間でも沢山時間を作って私に会いに来てくれるようになった。どんな些細な事も沢山話してくれた。


 クリストフォロス様は本当に私を大事にしてくれている。


 私もずっと、クリストフォロス様を愛している。愛し続けている。これからも。


 それは緩やかに私の首を締め上げる。息をするのも段々と苦しくなってくる、私の身体を蝕むもの。


 それでも愛しているのだ。彼以外の人が目に入らない程に。