あの甘い時間から早一週間。
「おい、そこじゃない、もっと上。」
「んっとに下手くそかよ!」
あの瞬間がウソかのように
次の日には広斗はいつもの調子に戻ってしまい、
現在怒られながら約束のマッサージ中です。
「そんなこと言ったって手痛いし!!」
「あぁ?お前に口答えする権利はない。
もっと右。指で押せっての。」
~~~っ!!!!
悔しくて言い返しても勝てないことが分かってるから
言い返せないこの状況。
言葉にできない分を込めて
背中をバシッと勢いよく叩いた。
「15分経ったでしょ!!おしまい!」
やっとこ今日の分を終えて
広斗の無駄に広いベットに倒れこんだ。
マットレスがいいやつらしくて
疲れた体を最高に癒してくれる。