「やっぱりそうか。ここまで言ってるのにアンタは俺達を殺そとしない。本当はもう誰も殺したくないんだよね?」

驚いていた。

「殺すつもりだったけど俺達に情が湧いて殺せなくなったんでしょ。じゃなきゃ俺達遠の昔に殺されちゃてる」
「つまり〇〇さんにはまだ良心が有るて事?」
「たぶんね」
「河森健太は思い出したのか?」
「まだだよ。でもお父さんや俺達を自由にしてほしい。自首してほしいんだ。お父さんの為にもその罪償ってほしい」
「それは・・・」
「これ以上苦しめないでほしいんだ。お父さんの事もアンタ自身も」

でも大丈夫だ。
死ぬ未来が見えない。