目を開けるとそこは自分の部屋だった。
何が起こった?

俺はそのまま気を失っただけ?
不思議な場所に居たのは夢?

俺は携帯を見た。
携帯画面を見て驚いた。

西暦が去年になってた。
日付も違って居た。

「中一に戻ってるのて事?」

それもこの日奈歩にあの話をされる日。
それが原因で死ぬ。

「翔琉、早くしないと遅刻しちゃうぞ」

お父さんの声。
やっぱり戻ってるんだ。

あの日の様に学校に行って美緒は風邪でおやすみ。

「翔琉君、私にだけ教えてよ」
「何が?」
「本当は分かってるんでしょ?」
「何の事?」

覚えて無いフリをしよう。
嘘つくのは心苦しいけどこれは奈歩の為。