家に帰り、シャワーを浴び、仮眠をとった。


3時間ほどで目を覚ますと、家中が初泊りの準備でザワザワ。

虹子の部屋からも笑い声が聞こえてくる。



少しだけ後ろめたさを感じた。

浮気とは言わないが、隠し事をしているようで嫌な気分だ。




「おはようございます。ご準備はおすみですか?」

菅原が顔を覗かせる。


「ああ。大丈夫」

菅原のことだ、昨日遅かったのは知っているはず。

でも、何も言わない。


俺って、最悪。

いい加減何とかしなくては・・・

そろそろ潮時だ。