なんてことをあれこれ考えていたら、心音がふいに俺に尋ねてくる。
「椿くんは、どんな人がタイプなの?」
「え、俺?」
「うん」
まさか俺にもその質問を振ってくるとは思わなくて驚いたけど、聞かれたから正直に答えた。
「うーん、好きなタイプとか特にないけど、好きになった子がタイプだな。俺は」
そう言って心音の顔をチラっと見る。
一瞬あからさまに好きだってわかるようなことを言ってやろうかとも思ったけれど、さすがにそれはまだ言えねぇ。
「そうなんだ。なんかいいね。そういうの、素敵」
そしたら彼女は微笑むと、そんなふうに返してくれたので、俺は思わずちょっとだけ照れてしまった。
素敵だなんて、カッコいいとかイケメンだとか言われるより、ずっといい誉め言葉のような気がする。
「心音のイチゴミルク、混ぜたらピンクになるんだな」
照れくさい気持ちを隠すように、なんでもない顔をしながら心音に話しかける。
「うん、そうみたい。最初はミルクとソースで二層になってたのに。味も美味しいけど、見た目もすごく可愛いよね」
「美味そうじゃん。俺も今度それ飲んでみたい」
「椿くんは、どんな人がタイプなの?」
「え、俺?」
「うん」
まさか俺にもその質問を振ってくるとは思わなくて驚いたけど、聞かれたから正直に答えた。
「うーん、好きなタイプとか特にないけど、好きになった子がタイプだな。俺は」
そう言って心音の顔をチラっと見る。
一瞬あからさまに好きだってわかるようなことを言ってやろうかとも思ったけれど、さすがにそれはまだ言えねぇ。
「そうなんだ。なんかいいね。そういうの、素敵」
そしたら彼女は微笑むと、そんなふうに返してくれたので、俺は思わずちょっとだけ照れてしまった。
素敵だなんて、カッコいいとかイケメンだとか言われるより、ずっといい誉め言葉のような気がする。
「心音のイチゴミルク、混ぜたらピンクになるんだな」
照れくさい気持ちを隠すように、なんでもない顔をしながら心音に話しかける。
「うん、そうみたい。最初はミルクとソースで二層になってたのに。味も美味しいけど、見た目もすごく可愛いよね」
「美味そうじゃん。俺も今度それ飲んでみたい」



