【完】俺の隣にいてほしい。

そしたら突然思いがけないことを言われて、ドキッと心臓が跳ねた。


ウソ……。今、楽しいって言った?


どうしよう。まさか椿くんがそんなことを思ってくれていたなんて。


ビックリしすぎてそれ以上言葉が出なくなってしまう。


でも、なんだろう。ちょっと嬉しいかも……。


椿くんは、私なんかと一緒にいて、楽しいんだ。


「今日、どっか行きたいとこある?」


動揺する私に、椿くんが尋ねてくる。


「え、えっと……。椿くんの行きたいところでいいよ」


「じゃあ、ゲーセンでも行くか」


そして、椿くんの提案でそのまま私たちはゲームセンターに行くことになった。


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