「そういえば、藤宮さん」
塾の帰り道、北桜田駅で電車を降りたところで、氷上くんが突然立ち止まって私のほうを振り返った。
「俺さ、ちょっと渡したいものがあって」
「えっ。なに?」
「これなんだけど、よかったらもらってよ」
彼はそう言ってカバンのポケットから何かラッピング袋のようなものを取り出すと、私に手渡す。
「最近藤宮さん元気なかったからさ。何か元気づけられないかなと思って」
「……ウソッ、ありがとう」
受け取ってよく見てみたら、それはウサギの形をした可愛いマシュマロの詰め合わせだった。
1つ1つにウサギの顔が描いてあって、まるでマスコットみたいにキュートな見た目をしている。
「すごい。ウサギのマシュマロ? かわいい……」
「そう。藤宮さん動物とか好きだから、こういうの好きかなって思って」
それを聞いて、また胸がジーンとする。
氷上くんは私を元気づけるために、わざわざこんなプレゼントまで用意してくれたんだ。
どうしてそんなに優しいんだろう。
塾の帰り道、北桜田駅で電車を降りたところで、氷上くんが突然立ち止まって私のほうを振り返った。
「俺さ、ちょっと渡したいものがあって」
「えっ。なに?」
「これなんだけど、よかったらもらってよ」
彼はそう言ってカバンのポケットから何かラッピング袋のようなものを取り出すと、私に手渡す。
「最近藤宮さん元気なかったからさ。何か元気づけられないかなと思って」
「……ウソッ、ありがとう」
受け取ってよく見てみたら、それはウサギの形をした可愛いマシュマロの詰め合わせだった。
1つ1つにウサギの顔が描いてあって、まるでマスコットみたいにキュートな見た目をしている。
「すごい。ウサギのマシュマロ? かわいい……」
「そう。藤宮さん動物とか好きだから、こういうの好きかなって思って」
それを聞いて、また胸がジーンとする。
氷上くんは私を元気づけるために、わざわざこんなプレゼントまで用意してくれたんだ。
どうしてそんなに優しいんだろう。



