「ほんとだ。心配事でもあるの? うちらでよかったら何でも聞くから話してよ」


続けて優里亜ちゃんも一緒になって心配してくれて。


そんな二人の優しい言葉を聞いたら、私はなんだかもう黙っていられなくなって。


「じ、実はね……」


思わず昨日の出来事を二人に全部話してしまった。


「えぇーっ! ちょっと、なにそれ!!」


「ウソでしょ! なんかすごいことになってるじゃん!」


私が打ち明けると、目を丸くして驚く二人。


特に彩実ちゃんはすごく心配そうに顔をしかめて。


「そんな役引き受けちゃって大丈夫なの? だって相手、あの緑丘の人でしょ? しかも金髪の不良男子!」


「だ、だって、あの状況で断れなくて……」


「絶対ヤバいって! 危ないから、彼女のフリなんて断ったほうがいいよ! でないと、何されるかわかんない」


「でも……っ」