【完】俺の隣にいてほしい。

「ほんとだよ。なんで別れちゃったの?」


「シーッ、本人に聞こえるから!」


「もったいねぇよな~。いい子だったのに」


それを聞いて、私は再びどん底に突き落とされたような気持ちになった。


そっか。やっぱり……。


もう私とは、別れたってことになってるんだ。


椿くんの中で、私との関係はもう完全に終わってるんだ。


あらためてそう実感したら、急に目に涙がじわじわと溢れてきて。


どうしよう。苦しい。


もう本当に、おしまいなんだ。


椿くんはもう、私と関わるつもりはないんだ。


恋しいなんて思ってるのは、いつまでも忘れられないでいるのは、私だけだったんだ。


辛いよ……。


どうしようもなく、辛い。


椿くんが、どんどん遠くへ行ってしまうように感じる。


これから電車に乗らなきゃいけないということは分かってたけど、私はしばらくその場から動くことができなかった。



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