【完】俺の隣にいてほしい。

そして、そのまま一方的に電話を切られてしまい、私はどうしようか戸惑ってしまった。


これは、やっぱり私、教室に戻ったほうがいいんだよね?


氷上くんがせっかく来てくれたわけだし。


でも、椿くんにはなんだか申し訳ないなぁ。


するとそこで、椿くんが私に尋ねてくる。


「どうした? 何かあった?」


「あ、うん。大丈夫だよ。でもごめん、なんか急に友達に呼ばれて、今から教室にきてって言われちゃって……」


正直に打ち明けたのはいいものの、ちょっぴり寂しい気持ちになる。


ほんとはもっと椿くんと一緒にいたかったのにな。


そしたら椿くんは、嫌な顔ひとつせず、頷いてくれた。


「そっか。いいよ、行って来いよ。俺はまた隆太たちと合流するから」


「うぅ……せっかくなのに、ごめんね」


「気にすんなって」


そう言って、私の頭にポンと手を乗せてくれる彼。


「一緒にまわれて楽しかった」


椿くんの言葉に、自分も勢いよく同意する。


「わ、私もっ! 一緒にまわってくれてありがとう」