するとそこで、演劇部の子たちに尋ねられた優里亜ちゃんがふと私と目を合わせてきて。
「あっ、心音は?」
「えっ」
「椿くん、学ラン持ってたりするんじゃない? お願いできたりしないかな」
言われてハッとする。
あ、そっか。学ランなら椿くんも持ってるかもしれない。
「えっ、心音ちゃんも借りれそうな人いるの? それじゃ、お願いしてもいいかな?」
頼まれた私は、すぐに頷いてみせた。
「う、うん。わかった、聞いてみる」
どうしよう。男の子に物を借りるのって少し緊張するけど、椿くんなら優しいから貸してくれるかな。
演劇部の子たちの助けにもなりたいし。
今日の放課後会った時にでも、聞いてみようかな。
.
*
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「あっ、心音は?」
「えっ」
「椿くん、学ラン持ってたりするんじゃない? お願いできたりしないかな」
言われてハッとする。
あ、そっか。学ランなら椿くんも持ってるかもしれない。
「えっ、心音ちゃんも借りれそうな人いるの? それじゃ、お願いしてもいいかな?」
頼まれた私は、すぐに頷いてみせた。
「う、うん。わかった、聞いてみる」
どうしよう。男の子に物を借りるのって少し緊張するけど、椿くんなら優しいから貸してくれるかな。
演劇部の子たちの助けにもなりたいし。
今日の放課後会った時にでも、聞いてみようかな。
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