【side 心音】
アイスティーにミルクとガムシロップを入れ、ストローでかき混ぜる。
今日の放課後は塾がなかったので、椿くんと二人で駅前のカフェにやってきたんだ。
昨日は偶然にも塾帰りに椿くんのバイト先のコンビニでバッタリ彼と会ってすごくビックリしたんだけど、その時約束した通り、彼は今日も学校まで迎えに来てくれた。
最近は、こうして一緒にいられる時間がますます貴重に感じる。
椿くんと二人きりでいると、嬉しいのが顔に出てしまいそうになる。
だけど、そんな私とは裏腹に、今日の椿くんはいつもよりちょっとテンションが低くて。
なんだか少し元気がなさそうに見えるのは、気のせいかな……?
「そういえば、今日は学校で文化祭の打ち合わせしたよ」
私が話を振ると、椿くんがこちらに顔を向ける。
「そっか。花園はもうすぐだっけ、文化祭。クラスで何か店とかやるの?」
「うん。うちのクラスはクレープのお店をやることになったの」
「いいじゃん。クレープとか、美味そう」
「ふふ、ありがとう。私も楽しみなんだ」
「それってさ、他校の奴も遊びに行っていいんだっけ?」
アイスティーにミルクとガムシロップを入れ、ストローでかき混ぜる。
今日の放課後は塾がなかったので、椿くんと二人で駅前のカフェにやってきたんだ。
昨日は偶然にも塾帰りに椿くんのバイト先のコンビニでバッタリ彼と会ってすごくビックリしたんだけど、その時約束した通り、彼は今日も学校まで迎えに来てくれた。
最近は、こうして一緒にいられる時間がますます貴重に感じる。
椿くんと二人きりでいると、嬉しいのが顔に出てしまいそうになる。
だけど、そんな私とは裏腹に、今日の椿くんはいつもよりちょっとテンションが低くて。
なんだか少し元気がなさそうに見えるのは、気のせいかな……?
「そういえば、今日は学校で文化祭の打ち合わせしたよ」
私が話を振ると、椿くんがこちらに顔を向ける。
「そっか。花園はもうすぐだっけ、文化祭。クラスで何か店とかやるの?」
「うん。うちのクラスはクレープのお店をやることになったの」
「いいじゃん。クレープとか、美味そう」
「ふふ、ありがとう。私も楽しみなんだ」
「それってさ、他校の奴も遊びに行っていいんだっけ?」



